「男の子向きで人気のランドセルはどれ?」「男子はどのランドセルを買えば良いかしら?」と、男の子に人気のランドセルについて気になっていませんか?
ランドセルを人気だけで選んでしまうと、「他の安いので十分だった」と後悔する場合もあるので、ランドセルの選び方を知っておくことをおすすめします。
このページは百貨店でランドセルの販売員をした経験のある私が、男の子に人気のランドセルと失敗しない選び方についてまとめたものです。
このページを読めば、男の子に人気のランドセルが分かり、選んで失敗するリスクも大幅に減りますので、ぜひご覧ください。
1. 人気ランドセルを選ぶ前に注意するべき2つのこと
人気のランドセルを紹介する前に2つだけ注意点があります。
- メーカー選びを一番大切にする
- 流行の色には注意する
それぞれ簡単に解説します。
1-1. メーカー選びを一番大切にする
人気のランドセルをチェックする前に、どのランドセルメーカーが製造・販売しているかをチェックしておきましょう。
ランドセルは100以上のメーカーが存在するので、どれを選んで良いか分からなくなってしまいますが、下の図のように大きく4つに分けることができます。
この中で最も人気があっておすすめできるのは、実績のある大手・専門メーカーのランドセルです。
タイプ | 選びやすさ | 特徴 | 主なメーカー |
大手・専門メーカー | ★★★★ スタンダード | ・値段、品質、バランスに優れている ・実績が一番ある ・選んで失敗が少ない | ・セイバン ・フィットちゃん ・キッズアミ |
流通系メーカー | ★★★☆ 種類豊富 | ・あらゆるニーズに応えてくれる ・安い物を選んで失敗する場合あり | ・イオン ・イトーヨーカドー ・伊勢丹 |
ブランド系 (ファッション・スポーツ等) | ★★☆☆ 値段が高い | ・ブランド代で値段が高くなっている ・飽きるリスクあり | ・PUMA ・ミキハウス ・サンリオ |
工房メーカー | ★☆☆☆ 玄人向き | ・値段は高いが希少価値あり ・品質にバラツキがある ・特に注意して選ぶ必要がある | ・池田屋 ・山本鞄 ・土屋鞄製作所 |
※クリックすると、公式ページにリンクします。
大手メーカーは人気があるだけでなく、販売実績とノウハウがダントツにあるため、現在のランドセルのスタンダードを作っている存在です。
私はランドセル販売員として41社をチェックしましたが、特に人気なのが次の3社でした。
特におすすめなのが性能が充実していてコスパが良いセイバンです。
それと、希少な工房系メーカーから選びたい方には、鞄工房山本をピックアップして紹介します。
メーカー選びについて詳しいことが知りたい方は、こちらのページ「41メーカーを徹底比較。2024年男女・価格別おすすめランドセル12選」をご覧ください。
1-2. 流行の色には注意する
「2023年の男の子向きランドセルはシルバーが人気」というように、色には流行がありますが、色選びでおすすめなのは、男の子は「黒」「紺」「青」などスタンダードな色です。
ランドセル選びで失敗する原因として多いのが色選びで失敗することで、低学年の頃には満足していても、高学年になると好みが変わり、イヤになってしまうことがあるのです。
下の表は小学生のお子様をもつ親に実施したアンケート結果ですが、依然として黒系の色が人気だということが分かります。
出典:ランドセル工業会
「最近はランドセルがカラフル」とよく言われますが、実は現在でも黒や紺がスタンダードな色になっているわけです。
もし、お子様の希望でスタンダードな色以外を選ぶ時は、「他の男の子は違う色が多いけど、後悔しない?」と確認すると良いでしょう。
色以外の注意点については、3章「流行に流されて後悔しないための5つのチェックポイント」をご覧ください。
2. 男の子に人気のランドセル6選【2025年度】
大手の人気メーカーブランド「セイバン」「フィットちゃん」「池田屋」の中でも、特に人気のランドセルをご紹介します。
各メーカーのランドセルの中から、以下の観点を踏まえておすすめのランドセルを価格別にピックアップした。
- 色:無難な色が選べる
- 形:全かぶせで使いやすい
- 重量:重すぎず、軽すぎず
- 素材:予算の中でコスパよく
- 使いやすさ:背負いやすいかなど
- ~4万円(税抜)・・・・「ユアメイト ウィリー」(セイバンなど)」
- 4~5万円(税抜)・・・・「フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ(フィットちゃん)」
- 5~6万円(税抜)・・・・「モデルロイヤル クラシック(セイバン)」★迷ったらこれ
- 6~7万円(税抜)・・・・「防水牛革プレミアム カラーステッチ(池田屋)」
- 7~8万円(税抜)・・・・「モデルロイヤル・レジオ ノワール」(セイバン)」
- 8万円(税抜)~・・・・「防水コードバン(池田屋)」
1つずつ紹介しますが、いくらくらいのにすればいいのか見当もつかないという方は多くの方が選ばれている価格帯の「モデルロイヤル クラシック(セイバン)」が最もおすすめです。
男の子~4万円:セイバン「ユアメイト ウィリー」
大手メーカーで定価4万円以内の商品はありませんが、「ユアメイト ウィリー」は43,000円(税込47,300円)で購入可能です。アンジュエールグロスというつやめきがあり、はっ水性の高いセイバンオリジナル素材が使われており、丈夫で背負いやいです。
クルマをモチーフに、親しみやすいベーシックなデザインになっており、クルマのフロント部分をイメージしたカブセのステッチや、カブセ裏にもクルマをプリントするなどポップな雰囲気が演出されています。
「天使のはね」も搭載され背負いやすく、左右前後に反射材が付いているため、暗い夜道や雨の日でも安心できる機能に優れたランドセルです。
カラーバリエーション(男の子向け2色)
ユアメイト ウィリー詳細データ
価格 | 47,300円(税抜43,000円)送料無料 |
使用素材 | 人工皮革(アンジュエール グロス) |
重量 | 約1,150g |
セイバン公式ストア: https://store.seiban.co.jp
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
男の子4~5万円:フィットちゃん「フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ」
「フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ」は「フィットちゃん」のランドセルです。
フィットちゃんの中で最も安いランドセルで、少しでも安く良い物をという方におすすめです。
カラーバリエーションも豊富で、フィットちゃんならではの背負いやすさ・丈夫さを持つ、最もおすすめのランドセルの一つです。
カラーバリエーション(男の子向け3色)
フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ詳細データ
価格 | 55,000円→46,750円(いつでも15%OFF価格。税込・送料無料) |
使用素材 | 人工皮革(クラリーノ エフ) |
重量 | 約1,050g |
フィットちゃん公式ストア: http://www.fit-chan.com
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
男の子5~6万円:セイバン「モデルロイヤル クラシック」
「モデルロイヤル クラシック」はセイバンの出すコスパ抜群のランドセルです。
刺繍などを控えていて、飾り気のないシンプルさが特長で、高学年になっても使いやすいはずです。
税抜き価格6万円以下で買えるランドセルの中では機能性、耐朽性、高級感、どれをとってもおすすめです。
カラーバリエーション(全4色)
モデルロイヤル クラシック詳細データ
価格 | 62,700円(税抜57,000円)送料無料 |
使用素材 | 人工皮革(クラリーノ エフ 「レインガード Fα」) |
重量 | 約1,280g |
セイバン公式ストア: https://store.seiban.co.jp
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
男の子6~7万円:池田屋「防水牛革プレミアム カラーステッチ」
7万円以下で牛革のランドセルは滅多に売っていませんが、「防水牛革プレミアム カラーステッチ」など「池田屋」は6~7万円の牛革のランドセルを豊富に扱っています。
オーソドックスな色をベースに、糸の色でアクセントがついているので、シンプルながら飽きにくいデザインになっています。
池田屋のランドセルは防水牛革で、人工皮革と天然皮革のハイブリッド構造になっており、牛革にしては軽くなっているので、重くないランドセルを探している方にも向いています。
カラーバリエーション(男の子向け全5色)
イタリア製防水牛革プレミアム カラーステッチ詳細データ
価格 | 72,000円(税込・送料無料) |
使用素材 | 牛皮(一部クラリーノ) |
重量 | 約1,300g |
池田屋公式ストア:
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
男の子7~8万円:セイバン「モデルロイヤル・レジオ ノワール」
2024年モデルで新登場した「モデルロイヤル・レジオ ノワール」は、高級感正統派デザインのランドセルです。
かぶせ内側のストライプ柄やアンティークゴールドのファスナーや引き手など、細部にもこだわり抜いています。
男の子向けモデルロイヤルの最高級モデルであり、タブレットやノートPCを安全に収納できる「収納ポケット付き」です。
カラーバリエーション(全2色)
モデルロイヤル・レジオ ノワール 詳細データ
価格 | 収納ポケットなし: 80,300円(税抜70,300円)送料無料 |
使用素材 | アンジュエール タフプラス |
重量 | 約1,290g |
セイバン公式ストア:https://store.seiban.co.jp
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
在庫情報(2024年11月)モデルロイヤル・レジオ ノワールは、セイバン公式ストアで男の子向けの全色在庫があります。人気商品なのでお早めに。
男の子8万円超え:池田屋「防水コードバン」
8万円越えのランドセルになるとコードバンを選べるようになりますが、3メーカーのコードバンのランドセルで最もおすすめしたいのが「池田屋」の「防水コードバン」です。
どれも高品質ですが、コードバンのランドセルはフィットちゃんからは販売されておらず、セイバンは9月1日に販売終了したため、3メーカーで最も安く手に入るコードバンランドセルだからです。
参考:コードバン比較表
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
セイバン | ホマレ アンティークコードバン | 9/1で販売終了 |
フィットちゃん | なし | ー |
防水コードバン | 110,000円 |
「防水コードバン」は「池田屋」の中で最も高級なランドセルです。
コードバンの美しさが際立つように、上品にツヤ消し加工で仕上げられています。
池田屋のランドセルは、背当てにはクラリーノが利用されており、コードバンのランドセルにしては軽くなっています。
「最高級素材を使いたいけど、軽いものが良い」という方におすすめです。
カラーバリエーション(全2色)
防水コードバン詳細データ
価格 | 110,000円(税込・送料無料) |
使用素材 | [カブセ] 防水コードバン [本体・背負いベルト表] 防水牛革 [カブセ裏・背負いベルト裏] クラリーノ [背あて] ピンホールクラリーノ |
重量 | 約1,400g |
池田屋公式ストア:
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
在庫情報(2024年11月)
防水コードバンは、池田屋公式ストアで男の子向けの全色在庫があります。人気商品なのでお早めに。
3. 流行に流されて後悔しないための4つのポイント
色やデザインの流行に乗ってランドセルを選んでしまうと、次のような失敗をすることがあります。
(背中のあたる白い部分にはピ〇チュウ顔の刻印あり、時間割、名前を書くところもポケ〇ン仕様)1~2年生の間は喜んで持っていっていましたが3年生くらいから少し恥ずかしそうにし始め高学年では周りの友達に見つかって笑われたくない一心にばれないよう持って行っていました。
うちの学校はランドセル以外のカバンでの登校は禁止だったので必死で隠していたようです。
子供も自分が無理を言って買ってもらった手前、買いなおして欲しいとは言えなかったようです(笑)
出典:yahoo知恵袋
ポケットモンスターや鬼滅の刃が流行っているからと言って、安易に選んでしまうと高学年の時に後悔してしまう場合があるわけです。
ここで紹介したランドセルを選べば、失敗するリスクは少ないですが、他のランドセルを選ぶ際は、高学年になって後悔しないように、次のポイントに注意して選びましょう。
- 平均的な色を選ぶ
- 全かぶせを選ぶ
- 頑丈なものを選ぶ
- 安全なものを選ぶ
それぞれ解説します。
ここで必要な情報はまとめていますが、さらに詳しい選び方が知りたい方は、こちらのページ「プロがポイントを総まとめ!後悔しないランドセルの選び方」をご覧ください。
3-1. 平均的な色を選ぶ
お子様と相談して好きな色のランドセルを選べば良いですが、周りとかぶらない個性的な色を選ぶと浮いたり、飽きたりすることもあるので注意が必要です。
通う予定の小学校の登下校をチェックしたり、知り合いから聞くなどして、通学予定の学校でみんなが使っている色を選ぶようにすると失敗するリスクを減らすことができます。
ちなみに全国規模ですと、以下のランドセル工業会のアンケートの結果が参考になります。
Qランドセル、何色を買いましたか?
やはり6年間使うことを考えると、男の子は「黒」「紺」、女の子は「紫」「ピンク」「水色」「赤」を選んでおくのが安心です。また、男女共に「茶色」を選ぶ人が増えてきたのが最近のトレンドです。
また最近はベースはオーソドックスな色なのに、差し色で差をつけられるものも多いです。もし「ちょっとおしゃれに」ということであればそのようなランドセルもおすすめです。
出典:セイバン
3-2. 全かぶせを選ぶ
ランドセルの形は、基本的によくある「全かぶせ」のものを選びましょう。
今はメーカーによっては下記のようにかぶせの部分が半分しかない「半かぶせ」のものも出てきています。
画像:キッズアミ
ただし、全かぶせを選んでおいた方が後悔しにくいです。半かぶせを選ぶと下記のような失敗をしてしまうケースがあります。
- ランドセルカバーや教材が対応していない
- かぶせの部分にものを挟めない
- 後ろから簡単に開けられるので、防犯上良くない
こういった感じで、おしゃれですが注意点が盛りだくさんです。無難に「全かぶせ」を選んでおくのがおすすめです。
3-3. 頑丈なものを選ぶ
ランドセル選びの際は素材選びに合わせて、メーカーが頑丈さにこだわりを持っているかチェックをしましょう。
例えば、セイバンは、下の図のように「タフかるプレート」という軽量で頑丈なプレートを内部に入れることで、ランドセルの潰れにくさが従来の倍になっています。
これ以外にも素材について知っておくことが大切です。
素材 | 価格 | 高級感 | 丈夫さ | 耐水性 |
人工皮革(クラリーノなど) | 低~中 | △ | △ | ◎ |
牛革 | 中~高 | ◯ | ◯ | ◯ |
コードバン(馬のお尻の革) | 高 | ◎ | ◎ | ◯ |
人工皮革は雨に強いですが、引っかき傷に弱いです。
牛革やコードバンは傷に強いですが、雨に弱いので注意しましょう。
3-4. 安全なものを選ぶ
ランドセルは棒番ブザーを付けやすいか、また、光を反射する反射材(リフレクター)を付けやすいかなどをチェックしておきましょう。
防犯ブザーは肩ベルトに付けられるタイプが好評で、何かあった時にすぐ使うことができます。
出典:amazon
反射材がついていると雨の日や暗い夜道でも事故のリスクを減らすことができるので安心です。
4. 男の子のランドセル選びに関するQ&A
男の子のランドセル選びでよくある質問をQ&A形式でまとめました。
- ランドセルはいつどこで購入するべきですか?
- スポーツブランドのランドセルはダメですか?
- 購入前に実物を触らないとダメですか?
- ランドセルの重さはどれ位がおすすめですか?
- 他のランドセルメーカーを選んではダメですか?
クリックすると該当部分に行きます。
4-1. ランドセルはいつ購入するべきですか?
ランドセルは、人気なこだわりの商品を買うなら6~7月の予約開始になったところで買わないと売り切れてしまいます。
人気の商品を買うのであれば、メーカーのホームページを確認して、資料やサンプルの請求、予約などを計画立てて行っていきましょう。
ランドセルをどこで購入するかについてですが、ネットで購入するのが一番良いのではないかと、販売員経験のある私は考えています。
- 販売員のセールストークにだまされないため
- お子様が勝手に選んでしまうことが多いため
- 値段が最安で購入できるため
実際に背負って購入するのが基本だと思う方も多いですが、ネットで十分にチェックすることができます。
実際に店舗でチェックするのも良いですが、セールストークにだまされないように、一度家に帰ってからよく考え、それでも購入したいならネットで最安で購入しましょう。
4-2. スポーツブランドのランドセルはダメですか?
スポーツブランドやファッションブランドのランドセルもありますが、飽きられてしまう可能性があるのが気になるところです。
それに、こういう系のランドセルは、ブランド料が入っているので値段が高いということも弱点です。
それでも良いという方は、ランドセルメーカーならではの技術が取り入れられているので、『セイバン』のような大手専門ランドセルメーカーが販売しているものをおすすめします。
PUMA |
セイバンとプーマのコラボ |
※クリックすると、紹介ページへリンクします。
どちらも背負いやすいと評判です。
スポーツブランドのランドセルが気になる方は、こちらのページ「スポーツブランドのランドセルは後悔しない?おすすめ6選」をご覧ください。
4-3. 購入前に実物を触らないとダメですか?
実物を触らないと失敗するということはなく、背負いやすさなど、メーカーのこだわりをネットでチェックするだけでも大丈夫です。
たとえば、セイバンでは「天使のはね」という背中にフィットさせ、重さを分散する機能があるなど、ここで紹介したいランドセルは背負いやすく設計されています。
引用:セイバン
もちろん、実物に触れることも役に立ちますので、気になる方は見本市やデパートでチェックしてみましょう。
ただ、実物に触れなければ失敗するということはないので安心してください。
4-4. ランドセルの重さはどれ位がおすすめですか?
ランドセルの重さは1,100~1,300g程度のものが一般的なので、このあたりから選ぶのがおすすめです。
ただ、牛革やコードバンなどは1,500g位のものもありますが、本1~2冊程度の差でなので、あまり気にしなくて大丈夫なはずです。
逆に、軽いものもありますが、軽いものは壊れやすいという欠点があります。基本的に重さと頑丈さは比例すると思っていて間違いありません。
ランドセルの重さを気にするより、荷物を軽くするなどの工夫をする方が良いでしょう。
4-5. 他のランドセルメーカーを選んではダメですか?
中小企業や工房系のメーカーは質が良いものが多いですが、品質にはバラツキがあります。
日本ランドセル工業会の「ランドセル認定証」が信頼性をはかる一つの基準となります。
出典:ランドセル工業会
この認定証があると、次の5つが認められたことになります。
- すべての縫製が日本国内で行われ6年間の使用に耐え得るもの。
- 日本鞄協会発行の「信頼のマーク」を縫着したもの。
- 素材は皮革又は人工皮革とする。
- 形状はかぶせ部が本体を覆う長さで縦型であるもの。
- サイズは大マチ部分の内寸の縦(最高部)が31cm前後、幅が23cm前後であること。
あまり口コミが無いランドセルを購入する場合は、このような第三者機関の審査を通ったメーカーを選ぶことをおすすめします。
有名所のメーカーをまとめていますので、気になる方は公式ページをご覧ください。(色が付いているのは、日本鞄協会「ランドセル工業会」に加盟していて、6年間修理対応してくれる所です。)
タイプ | メーカー | 特徴 | 価格帯 |
大手 専門 | セイバン (天使の羽) | ・デザイン、機能、バランスが優秀 ・最もおすすめ | 47,300円〜93,500円 |
ハシモト (フィットちゃん) | ・150種類のラインナップ ・安ピカッタイプ等、安全性が優秀 ・148,176,000通りのオーダーメイド | 40,700円〜90,200円 | |
協和 (ふわりい) | ・男女どちらにも人気 ・ミニチュア加工サービスも好評 | 54,450円〜69,300円 | |
NAAS (キッズアミ) | ・個性的なデニムなど種類が豊富 ・セイバンに続きおすすめ | 50,600円〜121,000円 | |
羅羅屋 (ララちゃん) | ・オシャレで機能性もある ・サイトが魅力的 | 53,900円〜77,000円 | |
流通系 | イオン (かるすぽ) | ・171万通り以上のカスタマイズ ・安いタイプが人気 | 30,800円〜82,500円 |
三越伊勢丹 | ・バリエーション豊富 ・他ブランドとのコラボあり | 47,001円〜242,000円 | |
イトーヨーカドー | ・選択肢が豊富 ・店舗数が多いので足を運びやすい | 29,000円〜85,800円 | |
アビダビアゴ (ママポケット) | ・大容量20%アップ ・撥水性で水をはじく | 42,900円〜67,100円 | |
ニトリ (わんぱく組) | ・値段が安いのが魅力 | 19,900円〜50,824円 | |
工房 | 榮伸 (フェリー・デ・エマイユ) | ・すべて自社工場で生産 ・プライベートブランドあり | 26,100円〜91,300円 |
澤田屋ランドセル | ・すべて自社専用工場で製造 ・品質を維持しながら価格を下げる工夫 | 33,120円〜38,800円 | |
池田屋 (ぴかちゃん) | ・70年以上の歴史ある静岡の老舗 ・牛革製品が高評判 ・144種類のオーダーメイド | 53,000円〜100,000円 | |
KMW (ハネッセル) | ・エアヌールという独自素材使用 ・登山用リュックのメーカー | 52,920円〜59,400円 | |
フェフェ | ・メルへンなデザインが人気 ・刺繍や花柄などユニーク | 79,200円〜90,750円 | |
カザマランドセル | ・70年以上の歴史ある奈良の老舗 ・特許を取得した独自の背カン | 32,800円〜69,500円 | |
カバンのフジタ | ・60年以上続く老舗 ・360度発光、防水加工 | 55,000円〜98,000円 | |
モギカバン | ・高級な牛革(スムース革)を使用 ・高級ながらお手頃な値段設定 | 53,900円〜195,800円 | |
萬勇鞄 | ・1950年創業のメーカー ・ネームプレートを入れてくれる | 55,000円〜101,200円 | |
中村鞄製作所 | ・NASAのクッション素材を使用 ・360度どこから見ても光る | 53,680円〜93,500円 | |
鞄工房山本 | ・防犯、ケガ防止に特に優れている ・創業60年以上の奈良の老舗ブランド | 49,900円〜190,000円 | |
土屋鞄 | ・職人技がなせる丈夫で美しいランドセル ・6年間使い続けやすい色を追求 | 65,000円〜190,000円 | |
神田屋鞄製作所 (カルちゃん) | ・耐久性、機能性全て優秀 ・1951年東京豊島区で創業 | 48,000円〜77,000円 | |
堀江鞄製造 | ・雨にも強い牛革ボルサを使用 ・テレビで紹介されて話題に | 47,000円〜86,000円 | |
生田 | ・200以上の全工程を自社工房で行う ・色、柄、パーツを選べる | 52,500円〜85,700円 | |
五十嵐製作所 | ・創業70年以上の東京台東区の老舗 ・職人が一つずつ手作り | 68,000円〜10,300円 | |
トヤマカバン店 | ・創業明治37年 ・シンプルで深みのあるデザイン | 64,000円〜68,000円 | |
松山カバン | ・昭和34年から続く名古屋の老舗 ・昔ながらの丁寧な手作業が魅力 | 53,900円〜71,500円 | |
横山鞄 | ・イタリア製牛革を使用 ・シンプルなデザインが魅力 | 58,000円〜69,000円 | |
大隈カバン店 | ・創業90年、ランドセル歴60年以上 ・福岡を中心に人気 | 60,000円〜191,400円 | |
バンビ鞄工房 | ・アウトレット販売あり ・10個のプレゼントが魅力 | 52,000円〜92,000円 | |
ナカノランドセル | ・予約ではなく即売 ・値段が安いのが魅力 | 19,000円〜28,000円 |
(価格は税込)
※クリックすると公式ページへリンクします。( )はブランド名です。
値段等の変更があるかもしれませんので、最新情報は公式ページをご確認ください。
5. さいごに
男の子の人気ランドセルについてご紹介してきましたが、参考になりましたか?
人気のランドセルから適当に選ぶのではなく、実績のある大手メーカーから選ぶと失敗するリスクが減るのでおすすめです。
メーカーランキングベスト3は次の3社です。
それぞれ、上記の公式サイトで、予算やお子さんの希望を交えながら選んでみるのがおすすめです。
決められないという方は下記のランドセルから選びましょう。
- ~4万円(税抜)・・・・「ユアメイト ウィリー」(セイバンなど)」
- 4~5万円(税抜)・・・・「フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ(フィットちゃん)」
- 5~6万円(税抜)・・・・「モデルロイヤル クラシック(セイバン)」★迷ったらこれ
- 6~7万円(税抜)・・・・「防水牛革プレミアム カラーステッチ(池田屋)」
- 7~8万円(税抜)・・・・「モデルロイヤル・レジオ ノワール」(セイバン)」
- 8万円(税抜)~・・・・「防水コードバン(池田屋)」
- このページが、読者の皆さまのランドセル選びに役立てることをお祈りします。