「娘のランドセルはどれが良いかな?」「愛娘に6年間使えるランドセルを買ってあげたい」と、女の子向きのランドセルをお探しでしょうか?
女の子は男の子よりも色やデザインに敏感な傾向があり、「ランドセル選びで後悔した」と語るのは女の子やその親が多いので、適当に選ぶのではなく、よく考えて選ぶことをおすすめします。
このページは、百貨店でランドセルの販売経験のある私が、女の子のランドセルの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
このページを読めば、女の子のランドセルの選び方が分かり、どれを買えば良いか分かりますので、ぜひご覧ください。
1. 女の子のランドセル選びで大切なデザインの選び方
女の子のランドセル選びで大切なのはデザインの選び方で、あまり派手なものや、他の子と大きく変わらないことが後悔しないための重要なポイントです。
- ランドセルの色は赤やピンクなどベーシックカラーがおすすめ
- 可愛らしい刺繍やキャラクター入りランドセルは要注意
デザイン選びの基本をご紹介しますが、「親が決めて良いものか」悩んでいる方もいらっしゃると思うので合わせてご紹介します。
1-1. ランドセルの色は赤やピンクなどベーシックカラーがおすすめ
ランドセルの色は多様化してきており、昔スタンダードだった赤以外の人気も出てきました。
下の表は女の子のランドセルの色について、2023年度の人気カラーについてランドセル工業会の調査結果をまとめたものです。
出典:ランドセル工業会
女の子に人気の色は、紫、ピンク、水色などで、他に水色や茶色などの割合も増えてきました。
この辺の色なら後悔しないと思いますが、黄色や白など、あまり選ばれない色を選ぶ際は、子どもに「6年間使える?」と確認することをおすすめします。
1-2. 幼く感じる刺繍やキャラクター入りランドセルは要注意
年長の頃はまだまだ幼く、可愛らしい花の刺繍が入ったものや、キャラクター入りのランドセルを選んでしまいがちですが、小学校の高学年にもなると、持っていくのが恥ずかしくなってしまう場合があります。
最近は鬼滅の刃が人気ですが、そういうアニメ系のランドセルを選ぶと高学年で後悔してしまう可能性があります。
刺繍入りで可愛らしいランドセルを選ぶ際は、「高学年になってからも使える?」と家族で考えることをおすすめします。
1-3. ランドセルは自分で選ばせて上げるべき?
ランドセル選びは親御さんの教育観が出るところで、次の3つの選び方が考えられます。
- ランドセル選びを全て任せる
- 選べる範囲を区切ってその中から選ばせる
- 親が決めて渡す
どれが良い悪いということはありませんが、私としては2番目の「選べる範囲を区切ってその中から選ばせる」方法をおすすめします。
それぞれのメリットやデメリットについて解説します。
ランドセル選びを全て任せる
娘さんにランドセル選びを任せるのが一番喜ばれる可能性がありますが、一方で、一番後悔しやすい可能性も高いです。
自分で選べて良かったという感想が多い一方で、別のランドセルにして後悔したという人も多いです。
親にやめとけって言われたの意地で聞かなかった結果そうなったから聞いときゃよかったとは思った
出典:twitter
子どもに全て任せる方は、「失敗することも教育の1つ」と考えておくと良いでしょう。
選べる範囲を区切ってその中から選ばせる
ここで紹介したように、ランドセルの色は赤やピンク、ブラウン系など、後悔しにくい色やデザインを指定して、「この中でどれが良い?」と選ばせる方法です。
親の意見50%、娘さんの意見50%という感じで選ばせる方法で、私が一番おすすめするのはこの方法です。
子供を狙う不審者がランドセルの色で覚えてしまうから、ターゲットになりやすいって。
そう警察関係の方に聞いた事があったので、娘のランドセルは赤を選んでもらった。
出典:twitter
Jさんは娘さんのことを考えて、人気の色から選ばせたそうです。
目立つランドセルが犯罪に巻き込まれるという証拠はありませんが、それでも目立つことは確かです。
「親が指定した中で子どもが選ぶ」というのは、家族全員が納得できるわけで、最もおすすめです。
親が決めて渡す
「両親か祖父母からのプレゼント」という感じで、ランドセルを決めて渡してしまうというのも1つの方法です。
ただ、これはお子さんが個性的だと、「自分で選びたかった」と後悔してしまう場合があります。
もう、送られてきたものそのまま背負うしか選択肢なかった。。
出典:twitter
最近では子どもに全て任せるという方も増えてきていますが、それでもどちらが子どもに良いかは分かりません。
制服は自分で選べませんし、他人に選んでもらったランドセルを大事に使うのも教育になるはずです。
まずは両親で話し合って、どちらが合っているかよく考えてくださいね。
2. デザイン以外で大切な2つのポイント
ランドセルメーカーは100社以上存在し、メーカの中には100種類以上のラインナップがある所もああり、全てのランドセルを比較することは難しいので、次の2つのステップを踏むことをおすすめします。
- 評判の良いメーカーを選ぶ
- 使いやすいものを選ぶ
評判の良いメーカーが出しているランドセルなら品質が悪くて後悔するリスクを減らすことができます。
それぞれ簡単に解説します。
2-1. 評判の良いメーカーを選ぶ
ランドセルメーカー(ブランド)は100以上存在しますが、下の図のように大きく4つに分けることができます。
この中で最もおすすめできるのは、人気と実績のある大手・専門メーカーのランドセルです。
タイプ | 選びやすさ | 特徴 | 主なメーカー |
大手・専門メーカー | ★★★★ スタンダード | ・値段、品質、バランスに優れている ・実績が一番ある ・選んで失敗が少ない | ・セイバン ・フィットちゃん ・キッズアミ |
流通系メーカー | ★★★☆ 種類豊富 | ・あらゆるニーズに応えてくれる ・安い物を選んで失敗する場合あり | ・イオン ・イトーヨーカドー ・伊勢丹 |
ブランド系 (ファッション・スポーツ等) | ★★☆☆ 値段が高い | ・ブランド代で値段が高くなっている ・飽きるリスクあり | ・ミキハウス ・コンバース ・サンリオ |
工房メーカー | ★☆☆☆ 玄人向き | ・値段は高いが希少価値あり ・品質にバラツキがある ・特に注意して選ぶ必要がある | ・池田屋 ・山本鞄 ・萬勇鞄 |
※クリックすると、公式ページにリンクします。
大手・専門メーカーは販売実績とノウハウがダントツにあり、現在のランドセルのスタンダードを作っている存在です。
まずは大手専門メーカーをチェックして、それで合わないと思ったら、流通系や工房系のランドセルをチェックしましょう。
私はランドセル販売員として41社をチェックしましたが、特におすすめできるのが次の3社です。
特にセイバンがコスパ的に優れていておすすめです。
それと、希少な工房系メーカーから選びたい方には、鞄工房山本を紹介します。
メーカー選びについて詳しいことが知りたい方は、こちらのページ「41メーカーを徹底比較。2024年男女・価格別おすすめランドセル12選」をご覧ください。
それぞれ簡単に紹介しておきます。
「セイバン」:2024年入学モデルで最もおすすめのメーカー
「セイバン」はCMでもおなじみの国内に3つも工場をもつ最大手の大手ランドセルメーカーです。
背負いやすくする仕組み、6年間しっかり使える仕組みがトップクラスに充実しています。 先ほど紹介した背負いやすくするための「天使のはね」の他に、とにかく背負いやすい工夫が施されたランドセルです。
実際に、小児科医の98%が推奨するくらい、体への負担がすくなく、背負いやすいです。
引用:セイバン
その他、とにかく6年間しっかり使えるような頑丈な作りも魅力的。
- タフかるプレート:ランドセルがつぶれにくい補強素材
- 総内張りPET:ランドセルの内側の汚れにも強い
- チルトプレート:ランドセルの中の教科書が動きにくく負担になりにくい
背負いやすさ、丈夫さなどどれをとってもピカイチなので、まずはセイバンをチェックしましょう。プーマやオロビアンコとのコラボランドセルなど、豊富なラインナップがあり、お子さんに合ったランドセルがきっと見つかります。
セイバン詳細データ
会社名 | 株式会社セイバン |
主な使用素材 | コードバン・牛革・クラリーノ |
価格帯(税込) | 42,570円〜84,150円 |
ラインナップ | 34のモデル×豊富なカラー |
セイバン公式ストア: https://store.seiban.co.jp
ランドセルには偽物や、新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
「フィットちゃん」:低価格のランドセルが豊富なメーカー
「フィットちゃん」は背負いやすさ、丈夫さやコスパを踏まえ、セイバンの次におすすめのランドセルです。
背負いやすさ、丈夫にする工夫はピカイチで、特に壊れやすいと言われる背カンは10万回の耐久性テストを実施しています。
デザインも豊富で、値段の安いクラリーノを中心に、50モデルから幅広く選べるので、セイバンと合わせて検討すればぴったりなランドセルに出会いやすいです。
好みのランドセルがない場合も、1億通り以上のランドセルをオーダーメイドで作ってくれるので、お子さんやご家族の望み通りのランドセルが手に入ります。
要注意:
2024年入学モデルはオーダーメイドが限定1,000個です。 例年夏には完売するようですので、オーダーメイドが欲しい方は早めに予約しましょう。(価格・税込68,200円~)
オーダーメイド予約ページ: https://www.fit-chan.com/ordermade/
フィットちゃん詳細データ
会社名 | 株式会社ハシモトBaggage |
主な使用素材 | コードバン・牛革・クラリーノ |
価格帯(税込) | 49,500円〜82,000円 |
ラインナップ | 50のモデル×豊富なカラー+オーダーメイド |
フィットちゃん公式ストア: http://www.fit-chan.com
ランドセルには偽物や、新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
「池田屋」:牛革のランドセルが欲しい方は必ずチェックすべき
「池田屋」は設立から70年以上経つ、老舗のランドセルメーカーです。
シンプルで高品質なのが魅力のメーカーで、牛革のランドセルは高品質なのに上記の2メーカーよりも安く買えるのが魅力的です。
また、牛革でも下記のように様々な色を選べるのも魅力で、本体とフチの色を自分で組み合わせる「カラーオーダー」も可能です。
牛革のランドセルを探している方は合わせて検討すべきメーカーです。
池田屋詳細データ
会社名 | 株式会社池田屋 |
主な使用素材 | コードバン・牛革・クラリーノ |
価格帯(税抜き) | 53,000円〜 100,000円 |
ラインナップ | 14のモデル×豊富なカラー |
池田屋 公式ストア:https://www.pikachan.com/
2-2. 使いやすいランドセルを選ぶ
メーカーを選んだ後は、そのメーカーが製造・販売しているランドセルの中から選びます。
次のようなポイントをチェックしてから購入すると後悔するリスクは少なくなります。
No | ポイント | 内容 |
1 | 素材 | 値段やデザイン重視なら人工皮革、耐久性重視なら天然皮革 |
2 | 頑丈さ | 潰れにくいなど、耐久性にこだわりがあるか |
3 | 背負いやすさ | 背負いやすい設計・工夫があるか |
4 | 安全性 | 防犯ブザーや反射材が付けやすい設計になっているか |
5 | 6年間保証 | 無料修理をしてもらえるか、貸出用ランドセルはあるか等 |
6 | 価格 | 自分の予算に合ったものを選んだか |
しかし、これら全てをチェックするのは大変ですよね。
次の章でおすすめのランドセルを紹介するので、ここから選べば間違いはありません。
予算的別に紹介するので、次の章でご家庭に合ったものを選んでください。
もし、他のランドセルをチェックしたいという方は、こちらのページ「プロがポイントを総まとめ!後悔しないランドセルの選び方」をご覧ください。
3. 女の子におすすめのランドセル6選
販売員経験がある私がおすすめするブランド「セイバン」「フィットちゃん」「池田屋」の中から、特に女の子におすすめなランドセルをご紹介します。
予算に見合ったものを選べるように、6つのモデルをピックアップしました。
- ~4万円(税抜)・・・・「ユアメイト ハンナ(セイバン)」
- 4~5万円(税抜)・・・・「フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ(フィットちゃん)」
- 5~6万円(税抜)・・・・「モデルロイヤル クラシック(セイバン)」★迷ったらこれ
- 6~7万円(税抜)・・・・「ラフィーネ(鞄工房山本)」
- 7~8万円(税抜)・・・・「モデルロイヤル・レジオ ボタニカル(セイバン)」
- 8万円(税抜)~・・・・「防水コードバン(池田屋)」
1つずつ紹介しますが、いくらくらいのにすればいいのか見当もつかないという方は多くの方が選ばれている価格帯の「モデルロイヤル クラシック(セイバン)」が最もおすすめです。
女の子~4万円:セイバン「ユアメイト ハンナ」
大手メーカーで定価4万円以内の商品はありませんが、「ユアメイト ハンナ」は43,000円(税込47,300円)で購入可能です。アンジュエールグロスというつやめきがあり、はっ水性の高いセイバンオリジナル素材が使われており、丈夫で背負いやすくなっています。
サイドにはクローバーとパステルイエローの小花をあしらい、控えめながらも存在感のあるデザインに仕上っています。
「天使のはね」も搭載され背負いやすく、左右前後に反射材が付いているため、暗い夜道や雨の日でも安心できる機能に優れたランドセルです。
カラーバリエーション(女の子向け2色)
ユアメイト ハンナ詳細データ
価格 | 47,300円(税抜43,000円)送料無料 |
使用素材 | 人工皮革(アンジュエール グロス) |
重量 | 約1,150g |
セイバン公式ストア: https://store.seiban.co.jp
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
女の子4~5万円:フィットちゃん「フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ」
「フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ」は「フィットちゃん」のランドセルです。
フィットちゃんの中で最も安いランドセルで、少しでも安く良い物をという方におすすめです。
カラーバリエーションも豊富で、フィットちゃんならではの背負いやすさ・丈夫さを持つ、最もおすすめのランドセルの一つです。
カラーバリエーション(女の子向け3色)
フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ詳細データ
価格 | 55,000円→46,750円(いつでも15%OFF価格。税込・送料無料) |
使用素材 | 人工皮革(クラリーノ エフ) |
重量 | 約1,050g |
フィットちゃん公式ストア: http://www.fit-chan.com
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
女の子5~6万円:セイバン「モデルロイヤル クラシック」
「モデルロイヤル クラシック」はセイバンの中でコスパ抜群のランドセルです。
セイバンの特徴である機能を搭載し、可愛くて、高学年になっても飽きないシンプルな刺繍が特長です。
6万円台で買えるランドセルの中では機能性、耐久性、おしゃれ度、どれをとってもおすすめです。
カラーバリエーション(全4色)
モデルロイヤル クラシック詳細データ
価格 | 62,700円(税抜57,000円)送料無料 |
使用素材 | 人工皮革(クラリーノ エフ 「レインガード Fα」) |
重量 | 約1,280g |
セイバン公式ストア: https://store.seiban.co.jp
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
女の子6~7万円:鞄工房山本「ラフィーネ」
「ラフィーネ」は、山本鞄工房の女の子向き牛革ランドセルです。
ティアラや花柄の刺繍が入ったオシャレなモデルで、鞄の中身は可愛らしいピンク色になっています。
四葉のクローバーが入っていて、幸せな学校生活を送れそうなデザインです。
用意されているカラーも豊富なので、気に入る色がきっとあるはずです。
カラーバリエーション(女の子向け全7色)
ラフィーネ詳細データ
価格 | 74,900円(送料無料・税込) |
使用素材 | 牛皮 |
重量 | 約1,450g |
鞄工房山本公式ストア:
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
在庫情報(2024年11月)ラフィーネは、鞄工房山本公式ストアで女の子向けの全色在庫があります。人気商品なのでお早めに。
女の子7~8万円:セイバン「モデルロイヤル・レジオ ボタニカル」
「モデルロイヤル・レジオ ボタニカル」は、"ニュアンスカラー"(複数の色味が混ざったような曖昧な中間色)と呼ばれる美しい色合いのランドセルです。
サイドにはお花の繊細な刺しゅうとクリスタルガラスがアクセントで、前ポケットの引き手は指輪をモチーフにしています。
女の子向けモデルロイヤルの最高級モデルであり、タブレットやノートPCを安全に収納できる「収納ポケット付き」です。
カラーバリエーション(全3色)
モデルロイヤル・レジオ ボタニカル 詳細データ
価格 | 収納ポケットなし: 80,300円(税抜70,300円)送料無料 |
使用素材 | 人工皮革(アンジュエール グロス) |
重量 | 約1,410g |
セイバン公式ストア:https://store.seiban.co.jp
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
在庫情報(2024年11月)モデルロイヤル・レジオ ボタニカルは、セイバン公式ストアで女の子向け全色在庫があります。人気商品なのでお早めに。
女の子8万円超え:池田屋「防水コードバン」
8万円越えのランドセルになるとコードバンを選べるようになりますが、3メーカーのコードバンのランドセルで最もおすすめしたいのが「池田屋」の「防水コードバン」です。
どれも高品質ですが、コードバンのランドセルはフィットちゃんからは販売されておらず、セイバンは9月1日に販売終了したため、3メーカーで最も安く手に入るコードバンランドセルだからです。
参考:コードバン比較表
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
セイバン | ホマレ アンティークコードバン | 9/1で販売終了 |
フィットちゃん | なし | ー |
池田屋 | 防水コードバン | 110,000円 |
「防水コードバン」は「池田屋」の中で最も高級なランドセルです。
コードバンの美しさが際立つように、上品にツヤ消し加工で仕上げられています。
池田屋のランドセルは、背当てにはクラリーノが利用されており、コードバンのランドセルにしては軽くなっています。
「最高級素材を使いたいけど、軽いものが良い」という方におすすめです。
カラーバリエーション(全2色)
防水コードバン詳細データ
価格 | 110,000円(税込・送料無料) |
使用素材 | [カブセ] 防水コードバン [本体・背負いベルト表] 防水牛革 [カブセ裏・背負いベルト裏] クラリーノ [背あて] ピンホールクラリーノ |
重量 | 約1,400g |
池田屋公式ストア:
ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。
在庫情報(2024年11月)
防水コードバンは、池田屋公式ストアで女の子向けの全色在庫があります。人気商品なのでお早めに。
4. 女の子のランドセル選びに関するQ&A
女の子のランドセル選びでよくある疑問をQ&A形式にしてまとめました。
- ランドセルの素材はどれがおすすめですか?
- ランドセルの重さはどれ位のものが良いですか?
- どれくらいの価格帯のランドセルが買われていますか?
- 他のメーカーを選ぶ際の注意点はありますか?
- 娘が派手な色や幼いデザインのランドセルが気に入った場合はどうすれば良いですか?
クリックすると、該当部分に行きます。
4-1. ランドセルの素材はどれがおすすめですか?
ランドセルに使われる素材は大きく分けて3種類あります。
値段や種類の豊富さで選ぶなら人工皮革、耐久性と高級感で選ぶなら牛角やコードバンがおすすめです。
素材 | 価格 | 高級感 | 丈夫さ | 耐水性 |
人工皮革(クラリーノなど) | 低~中 | △ | △ | ◎ |
牛革 | 中~高 | ◯ | ◯ | ◯ |
コードバン(馬のお尻の革) | 高 | ◎ | ◎ | ◯ |
人工皮革は引っかき傷に弱く、型崩れしやすいなどの欠点がありますが、値段の安いものから高いものまで揃っており、一番人気があります。
牛革は水に弱いなどの欠点がありますが、高級感があり、耐久性が高いので、高学年になってからも型崩れせずに使うことができます。
また、コードバンは牛角よりもさらに耐久性が高いですが、値段が高いのであまり選ぶ人はいないのが現状です。
ランドセルを購入する前に、ランドセルの素材の性質はしっかりおさえておきましょう。
ランドセルの素材について詳しく知りたい方は、こちらのページ「ランドセルの素材はどれがベスト?3種類の素材の違いを徹底解説!」をご覧ください。
4-2. ランドセルの重さはどれ位のものが良いですか?
ランドセルの重さの平均は1100〜1300gで、1000g〜1400g程度のものを選べば失敗することは少ないでしょう。
100~200gは本1冊程度であまり重くはありません。
セイバンのブランド「天使のはね」など重さが気にならない工夫をしているランドセルを選べば大丈夫です。
重さが気になる方は、こちらのページ「ランドセルの重さは気にする必要なし!プロが教える正しい選び方」をご覧ください。
4-3. どれくらいの価格帯のランドセルが買われていますか?
ランドセルにかけるお金は徐々に高くなりつつあり、日本ランドセル協会によると2023年時点で58,524円が平均価格になっています。
下の表は、ランドセルブランドごとの費用をまとめたものですが、4~6万円の価格帯が人気です。
値段が安いランドセルは耐久性に問題がある場合がありますので、有名ブランドで評判の良いものから選ぶことをおすすめします。
4-4. 他のメーカーを選ぶ際の注意点はありますか?
中小企業や工房系のメーカーは質が良いものが多いですが、品質にはバラツキがあります。
日本ランドセル工業会の「ランドセル認定証」があると信頼できます。
出典:ランドセル工業会
この認定証があると、次の5つが認められたことになります。
- すべての縫製が日本国内で行われ6年間の使用に耐え得るもの。
- 日本鞄協会発行の「信頼のマーク」を縫着したもの。
- 素材は皮革又は人工皮革とする。
- 形状はかぶせ部が本体を覆う長さで縦型であるもの。
- サイズは大マチ部分の内寸の縦(最高部)が31cm前後、幅が23cm前後であること。
あまり口コミが無いランドセルを購入する場合は、このような第三者機関の審査を通ったメーカーを選ぶことをおすすめします。
下の表は主なランドセルメーカーをまとめたものですが、日本鞄協会「ランドセル工業会」に加盟している企業を色付きにしましたので、気になる方はチェックしてみてください。
タイプ | メーカー | 特徴 | 価格帯 |
大手 専門 | セイバン (天使の羽) | ・デザイン、機能、バランスが優秀 ・最もおすすめ | 47,300円〜93,500円 |
ハシモト (フィットちゃん) | ・150種類のラインナップ ・安ピカッタイプ等、安全性が優秀 ・148,176,000通りのオーダーメイド | 40,700円〜90,200円 | |
協和 (ふわりい) | ・男女どちらにも人気 ・ミニチュア加工サービスも好評 | 54,450円〜69,300円 | |
NAAS (キッズアミ) | ・個性的なデニムなど種類が豊富 ・セイバンに続きおすすめ | 50,600円〜121,000円 | |
羅羅屋 (ララちゃん) | ・オシャレで機能性もある ・サイトが魅力的 | 53,900円〜77,000円 | |
流通系 | イオン (かるすぽ) | ・171万通り以上のカスタマイズ ・安いタイプが人気 | 30,800円〜82,500円 |
三越伊勢丹 | ・バリエーション豊富 ・他ブランドとのコラボあり | 47,001円〜242,000円 | |
イトーヨーカドー | ・選択肢が豊富 ・店舗数が多いので足を運びやすい | 29,000円〜85,800円 | |
アビダビアゴ (ママポケット) | ・大容量20%アップ ・撥水性で水をはじく | 42,900円〜67,100円 | |
ニトリ (わんぱく組) | ・値段が安いのが魅力 | 19,900円〜50,824円 | |
工房 | 榮伸 (フェリー・デ・エマイユ) | ・すべて自社工場で生産 ・プライベートブランドあり | 26,100円〜91,300円 |
澤田屋ランドセル | ・すべて自社専用工場で製造 ・品質を維持しながら価格を下げる工夫 | 33,120円〜38,800円 | |
池田屋 (ぴかちゃん) | ・70年以上の歴史ある静岡の老舗 ・牛革製品が高評判 ・144種類のオーダーメイド | 53,000円〜100,000円 | |
KMW (ハネッセル) | ・エアヌールという独自素材使用 ・登山用リュックのメーカー | 52,920円〜59,400円 | |
フェフェ | ・メルへンなデザインが人気 ・刺繍や花柄などユニーク | 79,200円〜90,750円 | |
カザマランドセル | ・70年以上の歴史ある奈良の老舗 ・特許を取得した独自の背カン | 32,800円〜69,500円 | |
カバンのフジタ | ・60年以上続く老舗 ・360度発光、防水加工 | 55,000円〜98,000円 | |
モギカバン | ・高級な牛革(スムース革)を使用 ・高級ながらお手頃な値段設定 | 53,900円〜195,800円 | |
萬勇鞄 | ・1950年創業のメーカー ・ネームプレートを入れてくれる | 55,000円〜101,200円 | |
中村鞄製作所 | ・NASAのクッション素材を使用 ・360度どこから見ても光る | 53,680円〜93,500円 | |
鞄工房山本 | ・防犯、ケガ防止に特に優れている ・創業60年以上の奈良の老舗ブランド | 49,900円〜190,000円 | |
土屋鞄 | ・職人技がなせる丈夫で美しいランドセル ・6年間使い続けやすい色を追求 | 65,000円〜190,000円 | |
神田屋鞄製作所 (カルちゃん) | ・耐久性、機能性全て優秀 ・1951年東京豊島区で創業 | 48,000円〜77,000円 | |
堀江鞄製造 | ・雨にも強い牛革ボルサを使用 ・テレビで紹介されて話題に | 47,000円〜86,000円 | |
生田 | ・200以上の全工程を自社工房で行う ・色、柄、パーツを選べる | 52,500円〜85,700円 | |
五十嵐製作所 | ・創業70年以上の東京台東区の老舗 ・職人が一つずつ手作り | 68,000円〜10,300円 | |
トヤマカバン店 | ・創業明治37年 ・シンプルで深みのあるデザイン | 64,000円〜68,000円 | |
松山カバン | ・昭和34年から続く名古屋の老舗 ・昔ながらの丁寧な手作業が魅力 | 53,900円〜71,500円 | |
横山鞄 | ・イタリア製牛革を使用 ・シンプルなデザインが魅力 | 58,000円〜69,000円 | |
大隈カバン店 | ・創業90年、ランドセル歴60年以上 ・福岡を中心に人気 | 60,000円〜191,400円 | |
バンビ鞄工房 | ・アウトレット販売あり ・10個のプレゼントが魅力 | 52,000円〜92,000円 | |
ナカノランドセル | ・予約ではなく即売 ・値段が安いのが魅力 | 19,000円〜28,000円 |
(価格は税込)
※クリックすると公式ページへリンクします。( )はブランド名です。
値段等の変更があるかもしれませんので、最新情報は公式ページをご確認ください。
4-5. 娘が派手な色や幼いデザインが気に入った場合はどうすれば良いですか?
明るいピンクや、可愛らしい絵柄の刺繍が入ったランドセルは高学年になると後悔しやすいが、次のような対処法が考えられます。
- 将来後悔すると説得する
- 「おじいちゃん、おばあちゃんが選ぶから」と決定権が他人にあるようにして諦めさせる
- 「6年間しっかり使うんだよ」と将来後悔しても自己責任であることを理解させる
ランドセル選びは、親御さんの教育観が出るところで、伝統的なタイプのランドセルを渡す家庭もあれば、子どもに全てを任せる家庭もあります。
親から与えられたランドセルを大事に使うことも教育になりますし、自分で選ばせるのも素晴らしい教育になるはずです。
ランドセル選びで失敗したいためには、どうやって子どもを育てるか、良く考えることも大切です。
5, さいごに
女の子向きのランドセルについてご紹介してきましたが、参考になりましたか?
このページで紹介したポイントに気を付ければ、ランドセル選びで後悔するリスクは少なくなります。
まずは、次の3つのランドセルメーカーからチェックしてみましょう。
それぞれ、上記の公式サイトで予算やお子さんの希望を交えながら選んでみることをおすすめします。
どれを選んで良いか分からない場合は、次のランドセルをチェックしてみてください。
- ~4万円(税抜)・・・・「ユアメイト ハンナ(セイバン)」
- 4~5万円(税抜)・・・・「フィットちゃんベーシック軽量/安ピカッ(フィットちゃん)」
- 5~6万円(税抜)・・・・「モデルロイヤル クラシック(セイバン)」
- 6~7万円(税抜)・・・・「ラフィーネ(鞄工房山本)」
- 7~8万円(税抜)・・・・「モデルロイヤル・レジオ ボタニカル(セイバン)」
- 8万円(税抜)~・・・・「防水コードバン(池田屋)」
このページが、読者の皆さまのランドセル選びにお役に立てることをお祈りします。