素材選びで迷わない!牛革ランドセル徹底解説とおすすめ6選

素材選びで迷わない!牛革ランドセル徹底解説とおすすめ4選

「牛革のランドセルっておすすめ?」「他の素材と比べて牛革って何が良いの?」と、牛革のランドセルについて気になっていませんか?

牛革は丈夫で使うほどに味の出ることが魅力の素材ですが、値段が若干高くなるなどのデメリットもあるので、他の素材と比較して、納得してから購入するのがおすすめです。

この記事では、百貨店でランドセルの販売員を行っていた私が、その経験からランドセルの牛革という素材について以下の流れでお伝えします。

  1. 牛革ってどうなの!?3種のランドセルの素材の違い
  2. 牛革ランドセルの男女別おすすめ3選
  3. ランドセルに関してよくあるQ&A

この記事を読めば、ランドセル素材の特徴がわかり、納得してランドセルを選ぶことができるようになるので、ぜひご覧ください。

筆者のプロフィール

著者:えりママ(元百貨店のランドセル販売員、現在は2児の母)
私は、23歳から4年間百貨店(主にランドセル売り場)に勤務し、その後2児の母となり、自らもランドセルを選ぶ立場に。改めてランドセルの魅力に気付き、みなさんにも知ってもらいたく最新情報を調べ発信しようと思いました。

1. 牛革ってどうなの!?3種のランドセルの素材の違い

ランドセルの素材には主に「牛革」、馬のお尻から採れる「コードバン」、クラリーノなど「人工皮革」の3つがあります。

それぞれの特徴をまとめたのが下の表です。

素材価格利用者数高級感丈夫さ耐水性
 牛革中~高2~3割
コードバン1割未満 ◎
人工皮革低~中6~7割

表にあるように牛革は人工皮革に比べて、高級感や丈夫さに優れていますが、価格も高くなっているので、利用者数は2~3割にとどまります。

以下では、それぞれのランドセル素材をより詳しく紹介していきます。

1-1. 3種類のランドセル素材の違い

ランドセルの素材は年々進歩しており、昔とは特徴も大きく変わってきています。

そこで、それぞれの素材の今と昔の違いについてもわかるように紹介しています。

牛革の特徴まとめ〜どんな人におすすめ?〜

以前は主流だった牛革のランドセルですが、現在は利用している子供は2~3割程度にとどまっています。

ランドセルの牛革のイメージ

画像:土屋鞄のランドセル

牛革のメリットは次の通りです。

  • 耐久性に優れている
  • 見た目や触った感触など高級感がある
  • 使い込むことで味が出てきて、体にフィットしてくる

一方、牛革のデメリットは次の通りです。

  • 値段が高く、7万円以上のものがほとんど
  • 耐水性が悪く、手入れが面倒なものもある
  • 1,300g〜1,500gほどで若干重い
  • 量産ができないので毎年7月〜9月に人気モデルは売り切れてしまう

牛革には上記のような長所と短所があります。

牛革の今と昔の違い

牛革は、昔は耐水性がなく、手入れも面倒と言われていましたが、今の牛革は耐水性に優れたものも増えてきています。

重さに関しても人工皮革よりも若干重いですが、革の加工技術の進歩により、人工皮革と比較しても200g程度(教科書1冊分)ほどの違いしかありません。

牛革のランドセルはこんな方におすすめ

上記の点をまとめると、牛革のランドセルは、多少値段がかかっても良いから、丈夫で高級感があり、周りの子供と差をつけたいという方におすすめです。

次章「牛革のランドセル男女別おすすめ3選」で、牛革を利用したおすすめのランドセルを紹介していくので、牛革を購入したい方は参考にしてください。

コードバンの特徴まとめ〜どんな人におすすめ?〜

コードバンとは馬のお尻の皮をなめした高級皮革で、馬1頭からとれるのはランドセルのフタ2 枚分と非常に希少性の高い素材です。

ランドセルのコードバンのイメージ

画像:土屋鞄のランドセル

コードバンのメリットは以下の通りです。

  • 牛革よりも耐久性に優れており、非常に丈夫
  • 牛革以上に見た目や触った感触の高級感があり、最上級の品質
  • 使い込むことで味が出て、体にフィットしてくる

コードバンのデメリットは以下の通りです。

  • 値段が高く、8万円以上のものがほとんど
  • 耐水性が悪く、手入れが面倒なものもある
  • 若干重い
  • 量産ができないので毎年7月〜9月に人気モデルは売り切れてしまう

コードバンには上記のような長所と短所があります。

コードバンの今と昔の違い

牛革同様にコードバンも昔は耐水性がなく、手入れも面倒と言われていましたが、今のコードバンは耐水性に優れたものも増えてきています。

また、重さに関しても人工皮革よりも重いと言われていましたが、革の加工技術の進歩により、人工皮革と比較しても200g程度(教科書1冊分)ほどの違いしかありません。

コードバンのランドセルはこんな方におすすめ

コードバンのランドセルは、値段は高くても良いからとにかく最上級のランドセルを持たせたいという方におすすめです。

この記事では牛革のおすすめランドセルについて紹介するの、コードバンのランドセルが気になる方は、素材選びで迷わない!コードバンのランドセル徹底解説とおすすめ6選の記事をご覧ください。

人工皮革(クラリーノなど)の特徴まとめ〜どんな人におすすめ?〜

昔は、クラリーノなどの人工皮革を利用している生徒はそんなに多くはありませんでしたが、今では約7割の学生が人工皮革のランドセルを利用しています。

ランドセルのクラリーノのイメージ

画像:土屋鞄のランドセル

人工皮革の種類は、下記のように色々あります。クラリーノが多くのメーカーで使われる素材ですが、他の人工皮革を使うメーカーもあります。

  • アンジュエール
  • タフガード
  • ベルバイオ

今では多くの小学生が利用している人工皮革ですが、その理由は以下のように多くのメリットがあるからです。

  • 値段が安く、3万円台のものもある
  • 重さは1,050g〜1,300g程度で軽い
  • 耐水性に優れており、手入れが簡単
  • 型崩れがしにくい
  • カラーが豊富

ただし、コードバンや牛革などの天然皮革のものと比べると以下のようなデメリットがあります。

  • 耐久性では劣る
  • 本革のように見た目や触った感触に高級感はない

人工皮革には上記のような長所と短所があります。

また、これは人によって捉え方は様々ですが、牛革やコードバンのように使い込んでも味はでません。(ただし、いつまでも新品のような見た目を維持することができます)

クラリーノの今と昔の違い

人工皮革は、昔は丈夫さや耐久性に欠けるとされていましたが、今では加工技術の進歩によって、牛革と同等の丈夫さや耐久性を持つものが普及しています。

クラリーノのランドセルはこんな方におすすめ

人工皮革のランドセルは、値段をおさえたい人や周囲の生徒と特別差をつけようとは考えていない人、また、軽いものを持たせたい人におすすめです。

この記事では牛革のおすすめランドセルを紹介しますが、人工皮革のランドセルが気になるという方は、「素材選びで迷わない!クラリーノのランドセル徹底解説とおすすめ6選」の記事を参考にしてください。

参考:ヌメ革には注意!

ランドセルで使われる3種類の素材を紹介してきましたが、ヌメ革と呼ばれる素材があり、この素材には注意が必要です。

ヌメ革は植物に含まれる成分を加工した皮革で耐水性がなく、傷もつきやすく、重さも非常に重いので小学生のお子様が持つのに適しているとは言い難いです。

この記事で紹介しているランドセルでヌメ革を使っているものはないので安心して選んでください。

1-2. 3種類のランドセル素材の違いまとめ

ランドセルには、牛革、コードバン、人工皮革の3つがありますが、それぞれ長所と短所があるので、自分の希望に合ったものを選びましょう。

素材おすすめな人紹介ページ
牛革・多少費用がかかっても良い
・丈夫で高級感があるものにしたい
次章:牛革のランドセル男女別おすすめ各3選
コードバン・高級志向
・最上級品を持たせたい
コードバンのランドセル徹底解説とおすすめ6選
人工皮革・値段をおさえたい
・周囲の生徒と同じでOK
・軽いものを持たせたい
クラリーノのランドセル徹底解説とおすすめ6選

牛革は機能性・価格でバランスの良い素材ですから、選んで後悔することは少ないです。

ただ、メーカー選びに失敗すると、背負いやすさ・丈夫さが変わって後悔する恐れがあります。

次章以降に、おすすめの牛革のランドセルとその選び方について紹介するので参考にしてください。

2. 牛革ランドセルの男女別おすすめ3選

この章ではランドセルを選ぶコツを交えながら、ベストな牛革のランドセルを紹介していきます。

ランドセルには100以上のメーカーがあり、ランドセル専門のメーカー、鞄専門店、大手スーパーなど、様々な会社がランドセルを販売しています。

さらに、メーカーごとに100デザイン以上のランドセルを出しているため、全てのランドセルを比較して選ぶのは実際に不可能です。そこで、下記2つのステップで比較をしていくことがベストです。

  • ステップ1. メーカー(ブランド)を決める
  • ステップ2. 各メーカーのバリエーションから選ぶ

「メーカーを選ぶ基準」「その中でいいランドセルを選ぶ基準」はそれぞれ異なります。

また、メーカーの中には牛革のランドセルを取り扱っていないメーカーもあるのでそういったメーカーは比較対象から外してあります。

ステップ1. メーカー(ブランド)を決める

まずはメーカーを決めていきましょう。実際、有名なメーカーであれば差はほとんどありませんが、わずかな差が実は使って行く中で大きな差になって出るケースがあります。

結論を先に言うと、以下のランドセルメーカーが牛革のランドセルでおすすめです。

  • セイバン」・・・2025年入学モデルで最もおすすめのメーカー
  • フィットちゃん」・・低価格のランドセルが豊富
  • 池田屋」・・・牛革のランドセルがおすすめ

メーカーによってここが違う!ブランドを選ぶ6つの基準

長年、ランドセルメーカーで勤務してきた経験から、下記のポイントでランドセルを選ぶことをおすすめします。

  • 6年間の保証があるか
  • バリエーション(色合い)
  • 選べる皮の種類
  • 背負いやすさ
  • 丈夫さ
  • 大きさ・容量
6年間の保証があるか:修理補償してくれる?

ランドセルは基本的に6年間使うもの。何年か経ってから壊れた時に「直せない」とならないように「6年修理補償」をしてくれるところを選ぶのが基本です。

多くのメーカーで修理補償をしていますが、中には6年間、自然に使っていて壊れたのであれば無料で修理してくれるものも存在します。

ちなみにここで紹介しているメーカーさんは、修理中に代替のランドセルを貸してくれますので安心です。

バリエーション:お子さんの希望も入れながら選べそう?

メーカーごとに豊富な種類のランドセルをリリースしています。

ブランドを決めた上で、お子さんの希望を取り入れながら選ぶという場合は、バリエーションのいいブランドがおすすめです。

牛革でも、黒や紺、ピンク、赤など、豊富な色の種類から選ぶことができます。

また、人と被りたくない、個性を出したいという方は「オーダーメイド」対応のメーカーを選びましょう。

選べる皮の種類:予算に合わせて幅広く選べる?

上でも紹介した通り、ランドセルには、牛革、コードバン、クラリーノなどの人工皮革がありますが、選択肢の豊富さという観点から、素材を複数扱っている所がおすすめです。

このページでは、おすすめメーカーから牛革を扱っている所を紹介します。

背負いやすさ:メーカーのこだわりはしっかり出てる?

各メーカーのこだわりが出るところ。例えば、セイバンの「天使のはね」は、下記のように両肩の付け根のところに白い樹脂が入っています。

これにより肩がぐっと立ち上がり、下図のように体によりフィットする作りになっているのです。

肩の立ち上がり

引用:セイバン

こういったこだわりは、メーカーごとに少しずつ違っています。各メーカーのこだわりをプロとして比較、また実際に使っているご家庭からのヒアリングをもとに5段階で評価しました。

ちなみに、試着した方がいいのでは..と思う方もいらっしゃるかと思いますが、1年ごとに体格がどんどん変わって行くので、「今背負いやすい」というポイント以上に6年間背負いやすいかということも意識したいです。

メーカーがあらゆる体格の子どもに背負いやすい設計をしているかをしっかりと見ていきたいです。

丈夫さ:背負いやすさと同様、メーカーのこだわりが出てる?

背負いやすさと同様、メーカーは強度を上げるために様々な取り組みを行っています。

例えば、セイバンは、下記のようにタフかるプレートという軽量で頑丈なプレートを内部に入れることで、ランドセルの潰れにくさが従来の倍になっています。

メーカーの丈夫さの取り組み

このように、メーカーはランドセルが6年間綺麗に使えるように様々な取り組みをしています。

大きさ・容量:A4フラットファイルが入る?

ランドセル選びで、見落としがちなのが大きさです。

実は、「A4のフラットファイル」が入るものと入らないものがあります。

ランドセルの内側の幅が23cm前後のケースがあり、これはA4フラットが入るか入らないかのところです。

A4フラットがきちんと入る?

A4フラットファイルが入らない場合、補助カバンに入れて持つことになり、両手が空きません。

「A4フラット対応」は徐々にスタンダードになりつつもメーカーによって対応がまちまちなので、きちんと見ていきましょう。

比較表では以下の表記をしています。

  • ◎・・・全商品A4フラット対応
  • ◯・・・一部商品A4フラット対応
  • – ・・・A4フラット非対応

学校によってもA4フラットを使うところ、使わないところがあるので同じ学校にお子さんが通われる近所の方に聞いてみましょう。

業界でも評判のいい19社を比較してみましょう!

長年百貨店のランドセル売り場で勤務してきて触れたことのある41社のランドセルメーカーの中で、近年特に業界での評判の良かった19社を下記のように比較してみました。

この19社であれば、全て日本国内で製造されているもので、縫製など品質にはほとんど差がありませんが、少しでもいいものを選ぶために比較していきましょう。

背負いやすさ・頑丈さの評価について

  • ・・・メーカーの取り組み、ユーザーの満足度がトップクラス
  • ◎・・・メーカーの取り組み、ユーザーの満足度が非常に高い水準
  • ◯・・・メーカーの取り組み、ユーザーの満足度が高い水準
  • △・・・メーカーの取り組み、ユーザーの満足度は平均的
  • ×・・・メーカーの取り組み、ユーザーの満足度は今ひとつ
 背負い やすさ丈夫さ革の種類価 格 帯 特 徴
天使のはねのロゴ
セイバン
花丸花丸
フィットちゃんのロゴ
フィ ットちゃん
花丸
ランドセル 池田屋 ロゴ
池田屋
花丸
鞄工房山本
鞄工房山本
アーティファクトロゴ
アーティファクト
土屋鞄のロゴ
土屋鞄
澤田屋ランドセルのロゴ
澤田屋ランドセル

羽倉

※2024年モデル受付終了


カバンのフジタ
キッズアミのロゴ
キッズアミ
萬勇鞄のロゴ
萬勇鞄
モギカバンのロゴ
モギカバン
ふわりぃのロゴ
ふわりぃ
村瀬鞄行のロゴ 最新
村瀬鞄行
フェフェのロゴ
フェフェ
ララちゃんのロゴ
ララちゃん
黒川鞄工房のロゴ
黒川鞄工房
イオンのロゴ
イオン
伊勢丹のロゴ
伊勢丹

この中から選んでいきましょう。正直スペックはどれも高く甲乙つけがたいですが、おすすめのメーカーを紹介します。

ちなみに、各社の2025年モデルの価格帯を比較すると以下の通りです。

2022年度8月版ランドセルの価格帯

おすすめの3社はこんなメーカー

牛革を扱っているおすすめの3社は次の通りです。基本的に下記の3社のホームページにいき、現在販売中の商品の中から予算とお子さんの好みに合ったランドセルを選べば間違いありません。

  • セイバン」・・・2025年入学モデルで最もおすすめのメーカー
  • 山本鞄」・・デザインが多彩なおすすめ本革メーカー
  • 池田屋」・・・シンプルデザインのランドセルが人気

まずは、これらのメーカーがどんな会社か、そして商品にはどんな特徴があるのかを解説しますので、良さそうな会社を選びましょう。

次の章で、選び方、各メーカーの商品比較をしていきますので、決められないという方は次の章を見ていきましょう。

購入は公式通販サイトから

ランドセルは、メーカーの公式サイト、公式通販サイトから購入するのが最もおすすめです。

特に最近は、偽物を送りつけられたり、振り込んだのに届かないということも起こっています。

また、在庫の種類も豊富で、公式ページでしか買えないモデルもあるので、下記の公式サイト、公式通販サイトから購入するようにしましょう。

「セイバン」:2024年入学モデルで最もおすすめのメーカー

セイバン TOPページ

セイバン」はCMでもおなじみの国内に3つも工場をもつ最大手の大手ランドセルメーカーです。

背負いやすくする仕組み、6年間しっかり使える仕組みがトップクラスに充実しています。 先ほど紹介した背負いやすくするための「天使のはね」の他に、とにかく背負いやすい工夫が施されたランドセルです。

セイバンの背負いやすい工夫

実際に、小児科医の98%が推奨するくらい、体への負担がすくなく、背負いやすいです。

医師の推奨

引用:セイバン

その他、とにかく6年間しっかり使えるような頑丈な作りも魅力的。

  • タフかるプレート:ランドセルがつぶれにくい補強素材
  • 総内張りPET:ランドセルの内側の汚れにも強い
  • チルトプレート:ランドセルの中の教科書が動きにくく負担になりにくい

背負いやすさ、丈夫さなどどれをとってもピカイチなので、まずはセイバンをチェックしましょう。プーマやオロビアンコとのコラボランドセルなど、豊富なラインナップがあり、お子さんに合ったランドセルがきっと見つかります。

PUMA、オロビアンコ

セイバン詳細データ
会社名株式会社セイバン
主な使用素材コードバン・牛革・クラリーノ
価格帯(税込)42,570円〜84,150円
ラインナップ34のモデル×豊富なカラー

セイバン公式ストア: https://store.seiban.co.jp

ランドセルには偽物や、新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。

「フィットちゃん」:低価格のランドセルが豊富なメーカー

フィットちゃん」は背負いやすさ、丈夫さやコスパを踏まえ、セイバンの次におすすめのランドセルです。

背負いやすさ、丈夫にする工夫はピカイチで、特に壊れやすいと言われる背カンは10万回の耐久性テストを実施しています。

フィットちゃんの耐久テスト

デザインも豊富で、値段の安いクラリーノを中心に、50モデルから幅広く選べるので、セイバンと合わせて検討すればぴったりなランドセルに出会いやすいです。

好みのランドセルがない場合も、1億通り以上のランドセルをオーダーメイドで作ってくれるので、お子さんやご家族の望み通りのランドセルが手に入ります。

要注意:

2024年入学モデルはオーダーメイドが限定1,000個です。 例年夏には完売するようですので、オーダーメイドが欲しい方は早めに予約しましょう。(価格・税込68,200円~)

オーダーメイド予約ページ: https://www.fit-chan.com/ordermade/

フィットちゃん詳細データ
会社名株式会社ハシモトBaggage
主な使用素材コードバン・牛革・クラリーノ
価格帯(税込)49,500円〜82,000円
ラインナップ50のモデル×豊富なカラー+オーダーメイド

フィットちゃん公式ストア: http://www.fit-chan.com

ランドセルには偽物や、新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。

「池田屋」:牛革のランドセルが欲しい方は必ずチェックすべき

池田屋公式

池田屋」は設立から70年以上経つ、老舗のランドセルメーカーです。

シンプルで高品質なのが魅力のメーカーで、牛革のランドセルは高品質なのに上記の2メーカーよりも安く買えるのが魅力的です。

また、牛革でも下記のように様々な色を選べるのも魅力で、本体とフチの色を自分で組み合わせる「カラーオーダー」も可能です。

池田屋の牛革カラーバリエーション

牛革のランドセルを探している方は合わせて検討すべきメーカーです。

池田屋詳細データ
会社名株式会社池田屋
主な使用素材コードバン・牛革・クラリーノ
価格帯(税抜き)53,000円〜 100,000円
ラインナップ14のモデル×豊富なカラー

池田屋 公式ストア:https://www.pikachan.com/

ステップ2. メーカーの豊富なバリエーションから決める

メーカーを決めていただいたところで、メーカーのラインナップの中から一番いいランドセルを選びましょう。

基本的に上記3メーカーの公式ページに行き、お子さんの要望を取り入れながら選んでいただくのがベストですが、「どれにしたらいいかわからない」「何が違うのかわからない」という方のために、私なりの選び方とおすすめを紹介していきます。

ランドセルを選ぶ3つのポイント

メーカーが決まったらメーカーの中からお子さんにぴったりのランドセルを選んでいきましょう。

下記の3つのポイントを押さえておけば後悔する可能性を減らせます。

  • スタンダードな色を選ぶ
  • 全かぶせを選ぶ
  • 軽いものを選ぶ

基本的に、「個性的で人と被らない」「子どもがどうしてもというから..」という理由で選ぶと失敗するリスクが高いです。

お子さんの希望を取り入れたい場合は、あなたがいくつかに絞り込み、その中から選んでもらうといいでしょう。

色:スタンダードな色を選ぶ

お子様と相談して好きな色のランドセルを選べば良いですが、周りとかぶらない個性的な色を選ぶと浮いたり、飽きたりすることもあるので注意が必要です。

通う予定の小学校の登下校をチェックしたり、知り合いから聞くなどして、通学予定の学校でみんなが使っている色を選ぶようにすると失敗するリスクを減らすことができます。

ちなみに全国規模ですと、以下のランドセル工業会のアンケートの結果が参考になります。

Qランドセル、何色を買いましたか?

出典:一般社団法人 日本協会 ランドセル工業会

やはり6年間使うことを考えると、男の子は「」「」、女の子は「」「ピンク」「水色」「」を選んでおくのが安心です。また、男女共に「茶色」を選ぶ人が増えてきたのが最近のトレンドです。

また、ベースはオーソドックスな色なのに、差し色で差をつけられるものも多いです。もし「ちょっとおしゃれに」ということであればそのようなランドセルもおすすめです。

出典:セイバン

ランドセルの形:全かぶせを選ぶ

ランドセルの形は、基本的によくある「全かぶせ」のものを選びましょう。

今はメーカーによっては下記のようにかぶせの部分が半分しかない「半かぶせ」のものも出てきています。

画像:キッズアミ

ただし、全かぶせを選んでおいた方が後悔しにくいです。半かぶせを選ぶと下記のような失敗をしてしまうケースがあります。

  • ランドセルカバーや教材が対応していない
  • かぶせの部分にものを挟めない
  • 後ろから簡単に開けられるので、防犯上良くない

こういった感じで、おしゃれですが注意点が盛りだくさんです。無難に「全かぶせ」を選んでおくのがおすすめです。

重量:重すぎず、軽すぎないものを

ランドセルは軽い方がいいのではないの?という方もいらっしゃるかと思いますが、おすすめなのは重すぎず、軽すぎないものです。

重量としては1,000~1,400gを目安に選ぶと失敗しにくいです。

牛革ランドセルは大体1,300~1,500g前後で若干重いですが、その場合は背負いやすさにこだわりがあるかチェックすると良いでしょう。

男の子の牛革ランドセルのおすすめ3選

各メーカーの牛革ランドセルの中から以下の観点を踏まえておすすめを紹介していきます。

  • 色:無難な色が選べる
  • 形:全かぶせで使いやすい
  • 重量:重すぎず、軽すぎず
  • 素材:予算の中でコスパよく

男の子向けのおすすめ牛革ランドセルは次の3点です。

  1. ホマレ プレミアムレザーセイバン)」(販売終了
  2. レイブラック(牛革)鞄工房山本)」
  3. 防水牛革プレミアム カラーステッチ池田屋)」

迷うなら、背負いやすさにこだわりが光るセイバンのランドセルをおすすめします。

セイバン「ホマレ プレミアムレザー」(販売終了

セイバンのランドセル「ホマレ プレミアムレザー」 2020年版

ホマレ プレミアムレザー」は牛革を使ったセイバンの公式オンラインストア限定モデルです。

シンプルな正統派デザインだからこそ、高級感のある質感や光沢が引き立ちます

セイバンの背負いやすさ・丈夫さはそのまま活かされているため、6年間安心して使うことができます。

カラーバリエーション(男の子向け2色)

セイバンのランドセル「ホマレ プレミアムレザー」のカラー

ホマレ プレミアムレザー詳細データ
価格82,500円 → 期間限定10%OFF価格 74,250円(税込・送料無料)
使用素材牛革(テープ類など一部クラリーノ)
重量約1,470g

セイバン公式ストア: https://store.seiban.co.jp

この商品は公式ストアでしか買うことができません。

鞄工房山本「レイブラック(牛革)」

山本鞄の牛革レイブラック青2023年

レイブラック(牛革)」は、鞄工房山本の牛革ランドセルのスタンダード的存在です。

レイブラックは、黒をメインにしたバイカラーのランドセルで、縁が青や赤、黄色など、人気のカラーが入っているスタイリッシュなデザインになっています。

可動生の背カン、負担を軽減する肩ベルトやクッションなど、老舗の技術で使い心地は抜群です。

ちなみに、黒以外の牛革ランドセルが欲しいという方は、新商品で多彩なカラーが揃っている「ユニ」というシリーズをチェックすると良いでしょう。

カラーバリエーション(全6色)

山本鞄の牛革レイブラック全色2023年

レイブラック(牛革)詳細データ
価格74,900円(税込)
使用素材牛皮
重量約1,450g

鞄工房山本公式ストア:

http://www.kabankobo.com

鞄工房山本は牛革ランドセルの種類が多いので、他のデザインも知りたい方は公式ページをご覧ください。

池田屋「防水牛革プレミアム カラーステッチ」

池田屋「イタリア製防水牛革プレミアム カラーステッチ」のイメージ

7万円以下で牛革のランドセルは滅多に売っていませんが、「池田屋」は6~7万円の牛革のランドセルを豊富に扱っています。

池田屋の牛革ランドセルは「公式ページの牛革ランドセル一覧」から選べますが、イチオシなのは「防水牛革プレミアム カラーステッチ」です。

オーソドックスな色をベースに、糸の色でアクセントがついているので、シンプルながら飽きにくいデザインになっています。

池田屋のランドセルは防水牛革で、人工皮革と天然皮革のハイブリッド構造になっており、牛革にしては軽くなっているので、重くないランドセルを探している方にも向いています。

カラーバリエーション(全8色)

池田屋防水牛革プレミアム カラーステッチ全カラー2023年

防水牛革プレミアム カラーステッチ詳細データ
価格72,000円(税込)
使用素材牛皮
重量約1,300g

池田屋公式ストア:

https://www.pikachan.com

ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。

女の子の牛革ランドセルのおすすめ3選

女の子向けのおすすめ牛革ランドセルは次の3点です。

迷うなら、背負いやすさにこだわりが光るセイバンのランドセルをおすすめします。

セイバン「ホマレ プレミアムレザー」(販売終了

セイバンのランドセル「ホマレ プレミアムレザー」 2020年版

ホマレ プレミアムレザー」は牛革を使ったセイバンの公式オンラインストア限定モデルです。

シンプルな正統派デザインだからこそ、高級感のある質感や光沢が引き立ちます

セイバンの背負いやすさ・丈夫さはそのまま活かされているため、6年間安心して使うことができます。

カラーバリエーション(女の子向け2色)

セイバンのランドセル「ホマレ プレミアムレザー」カーマインレッド・キャメル 2020

ホマレ プレミアムレザー詳細データ
価格82,500円 → 期間限定10%OFF価格 74,250円(税込・送料無料)
使用素材牛革(テープ類など一部クラリーノ)
重量約1,470g

セイバン公式ストア: https://store.seiban.co.jp

この商品は公式ストアでしか買うことができません。

鞄工房山本「ラフィーネ(牛革)」

鞄工房山本ラフィーネ(牛革)のイメージ

ラフィーネ」は、山本鞄工房の女の子向き牛革ランドセルです。

ティアラや花柄の刺繍が入ったオシャレなモデルで、鞄の中身は可愛らしいピンク色になっています。

四葉のクローバーが入っていて、幸せな学校生活を送れそうなデザインです。

用意されているカラーも豊富なので、気に入る色がきっとあるはずです。

カラーバリエーション(全7色)

山本鞄工房のラフィーネ全カラー2023年

ラフィーネ詳細データ
価格79,900円(送料無料・税込)
使用素材牛皮
重量約1,450g

鞄工房山本公式ストア:

http://www.kabankobo.com

鞄工房山本は牛革ランドセルの種類が多いので、他のデザインも知りたい方は公式ページをご覧ください。

池田屋「防水牛革プレミアム カラーステッチ」

池田屋「イタリア製防水牛革プレミアム カラーステッチ」のイメージ

7万円以下で牛革のランドセルは滅多に売っていませんが、「池田屋」は6~7万円の牛革のランドセルを豊富に扱っています。

池田屋の牛革ランドセルは「公式ページの牛革ランドセル一覧」から選べますが、イチオシなのは「防水牛革プレミアム カラーステッチ」です。

オーソドックスな色をベースに、糸の色でアクセントがついているので、シンプルながら飽きにくいデザインになっています。

池田屋のランドセルは防水牛革で、人工皮革と天然皮革のハイブリッド構造になっており、牛革にしては軽くなっているので、重くないランドセルを探している方にも向いています。

カラーバリエーション(女の子向け全5色)

池田屋のカラーステッチ女の子向き色2021年

イタリア製防水牛革プレミアム カラーステッチ詳細データ
価格72,000円(税込・送料無料)
使用素材牛皮
重量約1,300g

池田屋公式ストア:

https://www.pikachan.com

ランドセルには偽物や新作に見せかけた型落ちも出回ります。商品数などを考慮しても公式ストアでの購入がベストです。

3. ランドセルに関してよくあるQ&A

ここで、ランドセルに関してよくある質問にQ&A形式で答えていきます。

それぞれ紹介します。

Q1. 牛革のランドセルに必要なお手入れとは何ですか?

牛革やコードバンなど、天然皮革のランドセルを長く綺麗に使うなら、時にはお手入れも必要です。

具体的には下記のような手入れが必要になります。

  1. 濡れた時
  2. 汚れた時
  3. 傷がついた時

① 濡れた時

乾燥した雑巾で水分を拭き取り、日陰干しをします。

天日干しやドライヤーなどで乾かすとひび割れなどの原因になりますのでおすすめしません。

中まで染み込んでしまった場合は、カビなどの原因にも繋がるため、やむなくドライヤーなどを使わざるを得ないかもしれません。

通気性の良いランドセルであれば、乾くのも早いです。

② 汚れた時

牛革のランドセルが汚れてしまった場合はに以下のようにケアをしましょう。

クリーナーなどを使って、汚れをしっかりとふき取ります。そ布に少量のシリコン液やワックスなどをつけて磨き、空拭きして仕上げます。

③ 傷がついた時

傷がついたときは少量のオリーブオイルなどの植物性のオイルを塗ったり、同色のマジックペンなどで塗ると綺麗に見せることができます。

安いランドセルの場合、人工皮革であることも多く、どんどん剥がれてきてしまうこともあります。

Q2.牛革はキズやヒビは入りませんか?

かつての牛革はヒビが入りやすいと言われることがありましたが、最近では、素材技術の進歩により、あまりヒビが入るようなことはなくなりました。

入った場合でも、オイルやクリームを塗ってメンテナンスができます。

また、6年間保証のついたランドセルを購入すれば、修理してくれるので、あまり心配する必要はありません。

Q3. 牛革にはどんな種類がありますか?

ランドセルの牛革には「ステアバイト」と呼ばれる2歳以上のオス牡牛の皮革が使われます。

ステアバイトは、製造工程や販売会社により次の種類に分けられます。

  • スムース・・・ツヤがあり、表面はツルツル。これが一番多い。
  • ボルサ・・・シボというしわ加工がしてある革。
  • ヌメ・・・型押しのないなめし加工だけの革。防水加工がされていないので、ひんぱんなメンテナンスが必要。

基本的にスムースが一番多く、ボルサもありますが、ヌメ革だけはメンテナンスが大変なので注意しましょう。

Q4. ランドセルはいつ買うのがベストですか?

ランドセルは、人気なこだわりの商品を買うなら年長の2~3月の予約開始になったところで買わないと売り切れてしまいます。

人気の商品を買うのであれば、メーカーのホームページを確認して、資料やサンプルの請求、予約などを計画立てて行っていきましょう。

ランドセルの争奪スケジュール

とはいえ、ランドセルは年中売られていますので、人気な商品にこだわらなければいつでもいいのです。

特に、年明けになると、各メーカーが値引きを始めます。値段を安く抑えたい方はそのタイミングで買うこともおすすめです。

Q5. ランドセルは祖父や祖母が買うもですか?

孫の入学準備はおじいちゃん、おばあちゃんの楽しみの一つです。

もしも申し出があった場合は甘えてしまっていいでしょう。このページを参考に細かい要望を伝えておくのがベストです。

父方、母方の両方の実家から申し出があった場合は、「不公平にならないように」と双方に資金援助をお願いするのがみんなが幸せかと思います。

4. まとめ

3種類のランドセルの素材比較から、牛革のランドセルメーカーとその製品を紹介してきましたが、参考になりましたか?

牛革のランドセルは、丈夫で高級感があるので、多少値段がかかっても良いから周りと差をつけたいという方におすすめです。

41のメーカーを徹底的に比較したところ、以下の3つのメーカーが牛革のランドセルでおすすめです。

それぞれ、上記の公式サイトで予算やお子さんの希望を交えながら選んでみるのがおすすめです。

どうしても決められないという方は男女別に下記のランドセルを紹介しておきます。

男の子におすすめ

女の子におすすめ

このページを参考に、お子さんの小学校生活にぴったりの牛革ランドセルが見つかることを心から祈っています。